2008 8.24

気がつけば、表立った事をせずに3年経ってしまいました。
気が滅入るほど働いたので、しばらくは完全に自由な時間を過ごすことにしました。
とりあえず国家試験を受けることにして11月までは学生のように勉強をします。
楽器は徐々に練習再開していますが、外に出て演奏する予定はありません。

さて、コヤブボードが量産され発売され約2年。
多弦タッピング楽器が手軽に購入できるようになりました。
あまり弾いている人を見た事がありませんが、演奏者が増える事を願います。
Chapman stickも以前よりは流通しているようで、こちらの演奏者も増えますように。

譜面浄書の基礎講座を一年半かけて修了しました。
これから、この楽器の教則本を徐々に作成していく予定です。
Finale2006、7、8と使用していますが、便利になった気がしません。
2006が一番使いやすいような気がします。
たぶん、最初にさわった2006が自分の基礎ルールとして馴染んだからでしょう。

ここ半年、コヤブボードを所有している T・S君 にレッスンをしていました。
レパートリーは少ないながら、路上演奏で人の足を止められるほどになりました。
ぜひ、演奏活動をスタートして欲しいものです。


多弦タッピング楽器を演奏するための基礎とは?

演奏というと、何か高度な事をしていると思われるかもしれませんが、ひとつひとつは単純な運動です。
腕を動かし、肘をまげ、指を曲げたり、伸ばしたり。
そこに音とリズムが組み合わさって音楽なります。

ジャンルとして成り立つ音楽にはある程度の定型があります。
大きく分けて、メロディーとハーモニーとリズムの要素を含みます。

音の連なりによって メロディー が生まれます。
音の重なりによって ハーモニー が生まれます。
音を出すタイミング、音を消すタイミングによって リズム が生まれます。

同じ音楽を奏でるとしても、チューニングや両指の役割分担によって運動が全く別のものになります。
私が使っているチューニングはコヤブボードチューニングです。
右手が4度インターバル。左手が5度インターバル。
左右でインターバルが違うため一見すると理解に困りますが、役割分担においてすばらしいチューニングです。

この楽器では、多数のチューニングが乱立しています。
その都合によって変わる部分もありますが応用は可能です。
運動を記憶する事によって上達するため、チューニングは変更しないことをお勧めします。

はじめの一歩

右手の人差し指一本で、メロディーが弾けます。
左手の人差し指一本で、ベースが弾けます。
そこに必然的な要素として、リズムが生まれます。

このメロディーとベースをどんなタイミングで、どんな音を発音させるのか?
そして、そこにどんな音を付け加えるか?

その結果が、この楽器用の曲となります。

初歩では、ブロックという考え方を覚えます。
右手、人差し指でC音(ド)を押さえます。 4度インターバルの基本ブロックを使用
人差し指だけでは不便なので、他の指も使用します。
ドレミファソラシドがどのような運動で発音されるのか?を理解しましょう。

左手、人差し指でC音(ド)を押さえます。 5度インターバルの基本ブロックを使用
ベース音の発音のタイミングによって、リズムが伝わります。
一定のタイミングでベース音を発音させましょう。

反復運動することによって、運動を制御できるようになります。
一つ一つの制御された運動が作る、メロディー、ハーモニー、リズム。
そこに、表現手法、感情移入など、運動以外の要素が加わって音楽となります。

基礎練習

指の運動能力の向上
〜軽やかに動く指を作るための運動などいろいろ。
 組み合わせ練習はキツいです。でもそんなに動かなくても大丈夫

単純なリズムに対応する能力
〜細かなリズムになればなるほど、体が反応しにくいです。
 でも、リズムに乗れるようになると楽しいです。
 リズムは音楽の構成要素中で、原始的で体に直接作用する遊びのようなもの。

ブロックフォームの組み方とその発展
〜コードの基本と、和音の構成
 ドレミファソラシドという音階の把握

両手を組み合わせた奏法
〜単旋律、複旋律、分散和音

両手を別々に使う奏法
〜左手のベースノート・ループフレーズの上で右手を動かす
 右手の分散和音のループフレーズの上で左手を動かす

あれもこれもとはじめから取り組むのでは、あまりにも苦痛です。
楽器を奏でる楽しみが感じられますように。

Yoshiharu